ブログパーツ

06 | 2017/07 | 08

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

レッドデータガール。 

レッドデータガールをⅡ巻まで読み終えたので軽く感想を。



RDG レッドデータガール  はじめてのお使い (カドカワ銀のさじシリーズ)RDG レッドデータガール はじめてのお使い (カドカワ銀のさじシリーズ)
(2008/07/04)
荻原 規子

商品詳細を見る
RDG2  レッドデータガール  はじめてのお化粧 (カドカワ銀のさじシリーズ)RDG2 レッドデータガール はじめてのお化粧 (カドカワ銀のさじシリーズ)
(2009/05/29)
荻原 規子

商品詳細を見る



あらすじ

山伏の修験場として世界遺産に認定される、玉倉神社に生まれ育った鈴原泉水子は、宮司を務める祖父と静かな二人暮らしを送っていたが、中学三年になった春、突然東京の高校進学を薦められる。しかも、父の友人で後見人の相楽雪政が、山伏として修業を積んできた自分の息子深行を、(下僕として)泉水子に一生付き添わせるという。しかし、それは泉水子も知らない、自分の生い立ちや家系に関わる大きな理由があったのだ。大人気作家荻原規子の書き下ろす新シリーズ。




ジャンルとしては、現代ファンタジー。
山伏、陰陽師、依代の巫女……そんな感じのキーワードになってます。

こういう要素を取り扱ったお話っていうのは、今はラノベを筆頭に数々あるかと思いますが、そんな作品とはちょっぴり違うところがこの作品にはあると思いますね。







この作品を簡単に言い表すなら、
確かな知識と資料で丁寧に作られた世界観をもって、あくまで自然に当たり前のように非日常を描いている。

という感じでしょうか。
こういうファンタジーものっていうのは、どうしても突飛だったり、「ありえねーw」って思ったり、どこかその世界に歪さを感じてしまうことが多くあるのですが。
この作品は、日常から非日常へのシフトが非常にしっかりとそして上手く描かれていると思います。

最初はなんでもない日常。そしてそこから少しずつわかってくる山伏のこと、姫神のこと…。
それらが存在することをごく自然に当然と感じさせてくれるほど、丁寧に作りこんでいます。
本当に違和感なく、さも当然のように…。



これだけ丁寧に描いてくれているのなら、あまりファンタジーというものに馴染みが無い方でもすんなりと入って来れるんじゃないかな…。






あとはファンタジー小説が満たすべき要素であるワクワク感。

自分が知らない世界がすこしずつ見えてくるファンタジー小説ならではの良さもしっかりありました。
なんと言いましょうか、こういうファンタジー系から厨二病要素を限りなく取り去って描いた、っていうのがしっくり来る言い方だと思います。
これを厨二心を忘れない人たちが描いたらもっとクサくかっこ良く痛々しくなっていたことは間違い無いですねw。






あとは登場人物。

主人公は何にも自信の持てない弱気な女の子、鈴原泉水子。
そしてそんな泉水子を気に入らず何かにつけて馬鹿にする男子、相楽深行。

この二人を中心に物語は進んでいくわけですが、最初はま~深行が気に入らないこと。
「変わろうと一生懸命頑張っている泉水子をいじめるな!!」と叫びたくなるほどに突っかかってくる。
確かに泉水子は何も出来ないし何をやろうともしないし今まで努力らしい努力をしてこず変化を嫌って現状を受け入れてしまっている気弱っ子ではあるけれども!!
でもそこまでいじめることはないんじゃないか!?って言いたくなりますw。


でも、そんな二人も、そういう非日常をくぐり抜けていくごとにお互いがお互いを理解し合おうとするようになる。
ほんのちょっと心に触れて、そしてまたギクシャクして、そしてまた少し相手を見なおして。


そんな感じで少しずつ少しずつ理解を深めていってる様が読んでて非常に微笑ましいです。
嫌味ではある深行だけれども味方になってくれた時の頼もしさは凄い。流石、他人に厳しく自分にはもっと厳しい秀才。
気づけばいつしか、「この二人意外と良いコンビじゃないか」と感じている。


更に2巻辺りになってくると、泉水子も徐々に心の成長を遂げて、ダメな自分から変わろうとする。一人健気に、恐怖や孤独に打ち勝とうと頑張っているその姿は心を打ちます。

この作品はファンタジー小説ってだけでなく、正統派ガールミーツボーイモノで、人の心の成長を描いていくおはなしでもあるんですね。
いや本当に、2巻で初めて泉水子が一人でモノレールに乗ろうとする時、券売機で乗車券をキチンと買えたことに感動している泉水子を見て私も感動w。
「頑張れ泉水子」、「頑張ったな泉水子」、ってな感じでw。







というわけで以上。
①違和感を感じない世界観
②ファンタジー要素
③登場人物
の3つの観点から、個人的に魅力だなと思える点を考えながら書いてみました。


②についてはそんなに強く書いてないですけど、初めて「人でないもの」に遭遇した時とか、神霊と対峙した時とかはとてもワクワクしましたからね、書いてないだけでw。



これは現代ファンタジーの最高傑作とか言われてるのも割と納得です。非常に面白い。
文というかキャラの会話にちょっと癖があるような気はしますけど、非常に読みやすく書き口も丁寧って印象ですね。


今度アニメ化もするらしいので、ちょっと気になった方は1巻ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
長ったらしくもなく、1ページの文字密度も少ないほうなので一日にちょっと時間を作るだけで1週間もかからずさらっと読めると思いますし。

アニメRDG公式サイト


深行くんがちょっとイメージと違ったw。しかも泉水子も垢抜けすぎじゃないか?w
いやまぁそこら辺はどうでも良いんですけどねw、ティザーでいきなりショッボイ見た目だったら集客力も落ちますしw。



以上、拙いなりの感想でした。
最近はさらっと読めるライトノベルじみた作品もよく見かけますが、ファンタジー系をお探しであればこの作品を手にとって見るのが吉だと思います、〆。



コメント

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://julyteki.blog87.fc2.com/tb.php/917-a0c502fe

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。