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08 | 2017/09 | 10

3月のライオン 感想。 




今日は「3月のライオン」の紹介です。





3月のライオン (1) (ジェッツコミックス)3月のライオン (1) (ジェッツコミックス)
(2008/02/22)
羽海野 チカ

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「3月のライオン」は将棋を題材にしていますが、中心に据えているのは将棋ではなく人間模様。
生きることに不器用な少年が小さい頃に失くしてしまったもの、得られなかったものを、少しずつ少しづつ取り戻していく。そんな感じの漫画です。


主人公は将棋以外は全く人並み以下で、幼少の家族の思い出や思春期らしい青春をほとんど得ることが出来ていません。
そんな中で知り合った一つの家族から、少年は少し遅れた心の成長を始めていくことになります。
…といってもコミュ障とかそんなんじゃないですよ、一人の人間として歩むべき境遇や経験するべき事を、ちょっと遠回りながら手に入れて行くお話です。



将棋漫画としてではなく、ヒューマン系といいますか純粋に少年の成長物語としての作品っていう捉え方のほうが適切ですね。
"将棋"を扱う作品としては、ハチワンダイバーの方が優秀ではあるかと思います。
対局の内容やそれに伴う両者の心理戦や見えない火花の飛ばし合い……そんな感じの内容を期待するのは間違いかと。
人間関係に重きを置いてる作品なので、優しい世界に癒されたり、義理の姉に絶望させられたりと、そういうことのほうが多いですが、色んな登場人物にスポットを当ててそれぞれにしっかりと個性を加えている所は流石だと思いますね。


一応青年雑誌に連載している作品ですが、私的にはやっぱり少女漫画の色が強いかなーという印象ですね。
感性を全面に押し出した構成やお話や描き方。端的に言えばポエムチック。
ポエム的な作品は合う人には猛烈にハマるが、合わない人には本気で合わないっていう結構極端な作品が多いので、その御多分にもれずこの作品も合う合わないの振り幅は大きいのではないかと思います。

ただ、羽海野チカ先生の元来のファンや、感性の合う方ならば相当ハマれることも間違い無いと思いますね。


個人的には、登場人物とその関係についてはすごく面白いと思うのですが、少女漫画特有のと言いますかお寒いギャグやそれっぽい台詞回しがちょっと合わないかなと思いましたね。



ただ、義理の姉の魅力が凄すぎて、これは無視できない作品だわとも思いましたw。
あの姉は凄いよ、愛憎入り交じるっていうのはああいう人の事を言うんでしょうね。
憎たらしいけど何故か気になって仕方がなくて結局無視することが出来ない、ああいうのがツンデレの本質なんじゃないかなって私は思います。



オススメ度
★★★★☆



3月のライオン 7 (ジェッツコミックス)3月のライオン 7 (ジェッツコミックス)
(2012/03/23)
羽海野 チカ

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