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05 | 2017/06 | 07

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黄色い目の魚。 



「いいよ。批評とかしてほしいんじゃないし」
俺は言った。
「受け取って欲しいだけ」
絵を。俺の気持ちを。


本編442Pより



黄色い目の魚 (新潮文庫)黄色い目の魚 (新潮文庫)
(2005/10)
佐藤 多佳子

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小説「黄色い目の魚」を読みました。

青春小説とはこんなにすばらしいものかと、気づかせてくれた作品でした。
これからいろいろな作品を批評していくと思いますが、基準になってくる作品だと思います。



あらすじ
海辺の高校で、同級生として二人は出会う。周囲と溶け合わずイラストレーターの叔父だけに心を許している村田みのり。絵を描くのが好きな木島悟は、美術の授業でデッサンして以来、気がつくとみのりの表情を追っている。友情でもなく恋愛でもない、名づけようのない強く真直ぐな想いが、二人の間に生まれて―。 16歳というもどかしく切ない季節を、波音が浚ってゆく。青春小説の傑作。



2ちゃんでコレは読んどけ的な作品を上げるスレで、この作品を見て購入したわけですが・・・・。
物凄く素晴らしい作品でした。読んだことない方は、是非読んでみてほしい作品です。


あらすじのとおり、惹かれあうべくして惹かれあう二人を描いていくのですが・・・・。
運命の相手とはこういうモノかと、しっかりと描いてくれる作品でした。

何故惹かれるのか分からない、何故好きになってしまうのか分からない、だけども見ずにはいられない、意識せずにはいられない・・・・・。そんな二人を描いています。
それだけでなく、友達との諍い、兄妹の問題、家族との問題もしっかりと描いてくれる・・・。

大きな山場はなくとも、楽しく読ませてくれてオチをしっかり着けてくれる話の展開は素晴らしい。
突飛なことや命の危機を描かずとも、人はこうも心動かされると教えてくれる作品だと思います。


なぜか惹かれあう二人を描く様々なシーンがニヤニヤもの。
特に、男主人公が「普段絵は何書いてるの?」と聞かれたときに無意識のうちに「え?あ、村田(女主人公)」と答えて赤面してしまうシーン。普段が普段だけに超ニヤニヤもの。何度見返しても最高。



青春モノとして必要な問題、葛藤などを押さえつつ、ヒロインとのとても純粋でまっすぐなやりとりを描き、そして未来をもしっかりと想像させてくれる結末を描いたこの作品は、まさに青春小説の傑作と言って間違いないと思います。

と言う感じで、個人的にもとてもとても思い出深い印象になったこの作品。
機会のある方には是非とも読んで欲しいです。本当に私はあっという間に読みきってしまいました。
オススメ!!

コメント

Re: 黄色い目の魚。

お主、なかなかやるの~ぅ。とてもおもしろそうじゃぞっ!!

Re: 黄色い目の魚。

>源頼朝さん
コメントありがとうございます!!
不思議な感じのコメですけどw、わざわざ書きこんでくださるのは非常に嬉しいです!
黄色い目の魚はオススメですよ!

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