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03 | 2017/04 | 05

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王妃の離婚。 



「王妃の離婚」を読み上げたのは7ヶ月前。


王妃の離婚 (集英社文庫)王妃の離婚 (集英社文庫)
(2002/05)
佐藤 賢一

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第121回(平成11年度上半期) 直木賞受賞だそうで。
評判の良さはかねがね聞いていたんですが、実際読んでみたら案の定超面白かった。
ずーっと感想書かなかったから今更書くのは少し憚られるのですが、この本の内容を完結に表すと、
「痛快」
の一言がしっくり来るかなぁと。
弱者の立場に置かれたご婦人を守るために、切れ者の主人公が魅せるあれよあれよの逆転劇。
まさに痛快。「胸がすく」とはこの事。
もちろん物語はそんなに単純ではなく登場人物の暗い葛藤も様々に描かれているのですが、終わりよければ全て良し。
爽やかな感動に包まれながら終わるラストが読む方皆を心地良い気持ちにさせてくれると思います。

作者の方は中世フランスに物凄い造詣が深く、自分の知らない世界を詳しく説明してくれるので、読んでてためになることも多かったです。
思わずメモを取ってしまうくらい巧みな文章も多く、そういった意味でもためになりましたね。


「二つの切実な魂は、皮肉にも友情を求めるほどに、ますます男と女でしか、あり得なくなってゆくのだった。」
「親子として肩を並べて歩きながら、これに勝る人生の弁護など、他にありえるはずもなかった。」

物語の始まりと終わりに、対比するように綴られるこの二つの文は、その主人公の情景をまさに映しているようで、本当に美しいと思いました。

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