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07 | 2017/08 | 09

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船に乗れ!3章読了。 


2章を読んでから随分と長い時間が経った気がしますが、「船に乗れ!」最終章を読み上げました。


船に乗れ! Ⅲ (ポプラ文庫ピュアフル)船に乗れ! Ⅲ (ポプラ文庫ピュアフル)
(2011/03/04)
藤谷治

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個人的な意見ですが、これは紛れも無く青春小説の傑作だと感じます。

想い人と心通わせながら音楽のすばらしさを知る1章「合奏と協奏」。
確かにあった絆が砕かれ、素晴らしい過去と現在の孤独な自分とのあまりのギャップに絶望する2章「独奏」。
そしてそれらを全てまとめて受け止めることの出来た3章「合奏協奏曲」。

どの章にも心震える描写があり、葛藤があり。成長があり。
扱っている題材や問題はありがちなものながら、よく練られた構成と確かなディティール、精緻に描かれる人物の関係や感情のおかげで大いに作品に入り込める。
以前にも言いましたが、音楽という聴覚に因るものを題材にしながら、ここまで文章でその高揚感や一体感、演奏に夢中になっている人達の没入感を描けているのは、本当に凄い。
その魂の溶けるような瞬間、こうまで見事に描写できるっていうのは、もう感嘆の念しか出てきません。


最初にちょっと読みにくさを感じる文章ですが、慣れてくればもうスラスラと。
1巻での心通わせるやりとりを微笑ましく感じることができたら、この作品はきっと楽しめることと思います。

かなり面白いのに、あんまり話題になってないのは不思議だなぁと思っていましたが、今度舞台化をするそうで。
舞台を見る慣習はないので恐らく触れる機会はないかと思いますが、この作品が原題ならきっと素晴らしい物になるんだろうな。



読んで良かったと思わせる素晴らしい青春小説。
合奏時の気迫に押されるようなその文章と展開は、是非とも味わってみて欲しい珠玉のものだと自分は思います。

気になった方は是非1巻を手にとってみて下さい!オススメですよ!

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