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08 | 2017/09 | 10

ワタシの一行。 




現在新潮文庫の企画で「ワタシの一行」というサイトが発信されています。


ワタシの一行


この企画について細かな趣旨を書くのはさすがに長いので簡潔に言うと、
自分の思う「小説の素晴らしい一行」を教えあい、また自ら考えることでもっともっと書物に触れる機会を増やしていこう、というのが目的のサイトなんですね。

多くの著名人や有名人の「ワタシの一行」を発表しており、更にもちろん一般の方々の投稿も受付けています。
自分の好きな本の一文や、思わず惹かれてしまう一文に出会えるかもしれないこのサイトは、一目見た時から気に入っていました。
色んな方の紹介するその一行と、それについての軽い書評を読んでいるだけでも、なんだか良い体験をしたような気がして、そしてその中でも特に強く惹かれるものを見つけることが出来たり。
このサイトは自分にはまさにその役割を存分に果たしてくれました。

なにかよい小説を読みたいと思っている方は、ここを参考にしてはどうでしょうか。自分の応援している本や著名人の投稿が、意外と掲載されているかもしれないですよ。







ちなみに自分の中での「ワタシの一行」は、これ。


木島の目をまっすぐに見つめた。挑戦的に。私の心が見える?見てもいいよ。何でも見ていい。木島なら。木島だけだ。

佐藤多佳子 『黄色い目の魚』


人との付き合いがヘタな女の子村田みのりが、気になる男子木島に自分の心の一番弱い場所に触れられそうになった際、逃げ出したくなる気持ちを抑えて真摯に相手と向きあおうと決意した場面。
この決心と成長と、二人が純粋に相手を想うその気持ちの瑞々しさが大好き。
他にもいっぱい書きたい部分はあるけど、一番はここ。勇気を出して踏み出すこのシーン。
……一行っていうか何ていうかですけどまぁそんな細かい所は別にね?






以上。
嬉しかったのは、十二国記が結構挙げられていること。
小説での「許す」ってセリフは、至高の言葉だからなぁ。その言葉を言う物語の始めと終わりで、陽子の境遇も心も何もかもが違いすぎる。その対比と成長っぷりが素晴らしすぎるから。


後、掲載されてる中で一番痺れたのは
「新撰組副長が参謀府に用がありとすれば、斬り込みにゆくだけよ。」
って一行かなぁ。かっこ良すぎるw。

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