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07 | 2017/08 | 09

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グロテスク/桐野 夏生。 



桐野夏生氏の小説「グロテスク」を読み終えました。

商品リンク

名門Q女子高に渦巻く女子高生たちの悪意と欺瞞。「ここは嫌らしいほどの階級社会なのよ」。悪魔的な美貌を持つニンフォマニアのユリコ、競争心をむき出しにし、孤立する途中入学組の和恵。ユリコの姉である“わたし”は二人を激しく憎み、陥れようとする。圧倒的な筆致で現代女性の生を描ききった、桐野文学の金字塔。



「東電OL殺人事件」という実際の出来事に着想を得て作られた今作。
上下巻にページいっぱいに文字が書き連ねられており、ボリュームはかなりのものなんですが、あっと言う間に読み終えてしまいました。

でもこの作品の何が面白かったのかと問われると答えに詰まる。
この作品と出会ったことで何を得られたのかと言われると言葉を返せない。
この本の中身はただただ醜悪で壮絶な、孤独に世界と戦い続ける人たちの思いを吐露しているだけ。
決して面白いわけじゃない、むしろ目を背けたくなるような、登場人物たちの赤裸々を超えたグロテスクな心情が書き連ねられているだけ……。
それでも作者の圧倒的な、神がかり的な筆致を持って展開される狂気に満ちた展開と文章が、読み進める手を緩めさせてくれませんでした。

自分はこの作品を読んで得たものは無かったです。読後に残る余韻とか、教訓になるような言葉とかそういうのは何も。
それでもこの作品に出会えたのは凄く良い事だったと思う。読んでるうちは我を忘れてこの作品の世界に浸れていたから。
現実を忘れるほどに引き込まれる魅力的な(この場合悪魔的な)世界、この「グロテスク」はそんな時間を読む人全てに与えてくれるような気がする。

ユリコの姉に散々ユリコのことをこき下ろされてから読むことになるユリコの手記は非常に面白かった。
あの手記を読めば誰もがユリコが作中で一番クレバーで完璧な存在であることに気づけると思う。
怪物的美貌と幼くして完成された自己、そんな人物の近くにいる人もまた、怪物になるのは必然なのかもしれないですねえ。。。

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「ようこそ女たちの王国へ」読んだ。 


ウェン・スペンサー著
ようこそ女たちの王国へ




概要
極端に男性が少ないこの世界では、当然ながら女王が統治し、兵士も職人も何から何まで女性中心だ。一方男性は貴重な存在のため、誘拐などされぬよう姉妹たちの固いガードのもとで育てられていた。ウィスラー家の長男ジェリンはもうすぐ16歳。ある日、盗賊に襲われた娘を助けたところ、彼女は王女のひとりだった。迎えに来た王家の長姉レン王女は、生来の美貌のうえ心優しいジェリンにひと目ぼれ、ぜひ夫にと熱望するが…。



ツイッターで書いた感想をそのまま載せます。

ウェン・スペンサーの「ようこそ女たちの王国へ」読み上げた。 可愛らしい表紙と男性が極端に少ないって世界っていう設定で「ハーレム物か!」と勘違いしがちだけど、あまりに男が稀少すぎて奪い合いと流血沙汰が耐えない環境になってるっていうい内容。
とは言え根底にあるものは、主人公一家のウィスラー家の家族愛と男の子と女の子の互いに真っ直ぐな恋愛の話で重くなりすぎずに読み上げられた。 長姉のエルデスト・ウィスラーがかっこいいって評判だったけど、自分はレンセラー王女が主人公と結婚するためにひたすら健気に頑張る姿が好印象だった。

ちなみに原題は「A Brother's Price」。シンプルなタイトルなはずなんだけど、日本市場を鑑みるとこんなタイトルになっちゃうのね。

王妃の離婚。 



「王妃の離婚」を読み上げたのは7ヶ月前。


王妃の離婚 (集英社文庫)王妃の離婚 (集英社文庫)
(2002/05)
佐藤 賢一

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第121回(平成11年度上半期) 直木賞受賞だそうで。
評判の良さはかねがね聞いていたんですが、実際読んでみたら案の定超面白かった。
ずーっと感想書かなかったから今更書くのは少し憚られるのですが、この本の内容を完結に表すと、
「痛快」
の一言がしっくり来るかなぁと。
弱者の立場に置かれたご婦人を守るために、切れ者の主人公が魅せるあれよあれよの逆転劇。
まさに痛快。「胸がすく」とはこの事。
もちろん物語はそんなに単純ではなく登場人物の暗い葛藤も様々に描かれているのですが、終わりよければ全て良し。
爽やかな感動に包まれながら終わるラストが読む方皆を心地良い気持ちにさせてくれると思います。

作者の方は中世フランスに物凄い造詣が深く、自分の知らない世界を詳しく説明してくれるので、読んでてためになることも多かったです。
思わずメモを取ってしまうくらい巧みな文章も多く、そういった意味でもためになりましたね。


「二つの切実な魂は、皮肉にも友情を求めるほどに、ますます男と女でしか、あり得なくなってゆくのだった。」
「親子として肩を並べて歩きながら、これに勝る人生の弁護など、他にありえるはずもなかった。」

物語の始まりと終わりに、対比するように綴られるこの二つの文は、その主人公の情景をまさに映しているようで、本当に美しいと思いました。

心配ぐせを直せばすべてが思いどおりになる 読みました。 



読みました。
Kindleでは今なんと100円です。

心配ぐせを直せばすべてが思いどおりになる心配ぐせを直せばすべてが思いどおりになる
(2010/09/30)
斎藤 茂太

商品詳細を見る



歳を重ねてくると、心配事が色々増えてきて大変だなぁと最近実感しています。
精神的に成熟してきて視野が広がってくることで、あれもこれもどれもそれも、何もかもが心配になってきます。
「あの人はあんなに凄いのに自分なんて……」とか、「自分このままでいいんだろうか……」とか。

そういう思いは、恐らく誰しもが一度はしたことがあると思います。成功者といえる人ですら。
まぁそういった現代人に付きものな心配事や心配グセと、上手に付き合う術を提案してくれるのがこの本です。

内容としては、心配事との向き合い方や無用の心配を消し去る方法を、作者の体験を持って諭してくれるような感じになっています。
自分は結構ひねくれものの天邪鬼なので、たとえ正論を言われても反発してしまう悪癖があるのですが、この本はそんな自分でも「なるほど」と納得できる考えを提供してくれます。(まぁもちろん「そんな簡単に行かないって」と思う部分もありましたがw)

個人的にこの本で強く伝えたいことは、「心配事は具体的に心配する」という点なのかなと読んでみて思いました。
この「心配事は具体的に心配する」というのは作中で出てくる文なのですが、個人的にはこれが一番タメになりました。
確かに自分も人並みに心配症ですが、「もし~だったらどうしよう」という漠然とした不安にばかりいつも怯えている気がするのです。
そんな考えの人に、作者の方は「具体的な心配」を提案してくれます。
「何が心配なの?」→「どうして心配なの?」→「それを避けるための方法は?」
……と言った具合で、心配にもやり方があるんだということを教えてくれます。ただ漠然と「あれが不安これが不安」と心配するよりも、何倍も何十倍も建設的でためになる考え方があるんだなぁと、自分の中ですごく納得出来ました。


これを読むことで劇的に何かが変わるということは無いと思います。
でも、今まで苦労してきた自分の心配ぐせとの上手い付き合い方を教え、考えさせてくれるきっかけになるかもしれない、そんな本だと思います。

Kindleなら100円ですし、気が向いたら読んでみてはいかがでしょう。

読んだ本。 

読んだ本って書いておかないと時間がたったら忘れそう。
だからメモ!





・D坂の殺人事件
・コップクラフト2
・コップクラフト3
・マリア様がみてる1
・マルドゥックスクランブル1
・マルドゥックスクランブル2
・きまぐれロボット
・人間椅子
・陰獣
・芋虫
・嘘つきアーニャの真っ赤な真実
・人類は衰退しました3
・人類は衰退しました4
・人類は衰退しました5
・人類は衰退しました6
・王妃の離婚
・夏への扉
(順不同)



こんなものだろうか。
読んだ物はまだあるかもだけどどれをブログで書いてないかが分からないから挙げられない。
読みかけのものもいっぱいあるし、もうちょっと時間割いて読んでいきたいかな。
ブログ友達のE.Tさん(Dark and Snow管理人さん)がすごい量を読んでらして、ちょっと見習いたいなぁと思いました。
家にいるとボケーッとしてる時間長いので、その時間を読書に割り振っていきたい。何度も見た映像コンテンツ見てるぐらいなら絶対そのほうが有意義だ(笑)。





とりあえずここから読み進めたい本は、
・ロードス島戦記
・皇国の守護者
・わたしを離さないで



こんな感じかなぁ。
まだ悩み中だけど。


こうしてみるとやっぱりブログって備忘録&日記として優秀ですねw。
なんか再認識した。
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